【東芝臨時株主総会詳報】(2)綱川社長「人材流出起きているとは考えていない」 (3/3ページ)

会場受付へ向かう株主ら=24日午前、千葉市美浜区 (川口良介撮影)
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 --(女性)今後の東芝の核となるビジネスは何か。知的財産の活用をビジネスにつなげるべきではないか。10年後に東芝はどんなポジションを目指すのか

 綱川社長「核となるのは『エネルギー』『メモリを除く半導体』『ITソリューション』であり、これらで伸びていく。われわれのミッション(使命)は社会の課題を一つずつ解決し、社会に価値を与える、社会の変化に貢献していくことだ」

 豊原常上席常務「当社はこれまで、ハードの品質によって成長を遂げてきたが、昨今のニーズはモノを使うことによって価値をどう高めるか、ランニングコストを含めた使用価値全般の向上だ。最新技術を駆使したデジタル化で新しい価値を提供することによって成長を遂げたい。IoTなどのIT技術をハードに付加する取り組みを現在400件ほど顧客と進めており、さらに広げていきたい」

 前田新造・取締役会議議長「現在、厳しい経営環境を一つずつクリアしている状況だ。東芝メモリの売却が完了すれば、軌道に乗ると思う。先程、綱川社長が『苦しさの先に明るい未来がある』というビジョンを示した。それを語り続けていくことが社員の結束力を高めるだろう。色々な経営資源の中で最重要なのは、『ヒト』だ。時にヒトをコストとしてみてしまうが、資産としてみるべきだ。これから社会インフラという新領域に乗り出していくので、株主の皆さんのご支援を頂きたい」

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(3)「神戸製鋼からの購入1600品種」「現時点で安全性の問題はない」 を読む

(4完)独禁法クリア「必死に努力する」 を読む