【東芝臨時株主総会詳報】(3)「神戸製鋼からの購入1600品種」「現時点で安全性の問題はない」 (2/3ページ)

会場受付へ向かう株主ら=24日午前、千葉市美浜区 (川口良介撮影)
会場受付へ向かう株主ら=24日午前、千葉市美浜区 (川口良介撮影)【拡大】

 株主「米原発子会社の損失は2011年9月頃には数値的にも分かっていたのではないか。私はそういう仕事をしていたから分かる。隠していたのではないか」

 畠沢常務「11年9月という話があったが、この時期は、9・11のテロの対応で原発の設計が見直されるタイミングで、福島第一原発の事故対応も設計に反映することをやっていた時期だ。設計や見積もりコストの見直し、工程の延長が見込まれるので、それらについて顧客と交渉して長引いていた。私どもとしては適切な対応評価をやって、その都度監査人の評価を得てきた」

 ここでデータ改竄(かいざん)問題に揺れる神戸製鋼所についての質問が出た。

 株主「神戸製鋼の品質問題について、東芝の製品が該当はあるのか。できるだけ詳しく聞きたい」

 綱川社長「今現在、神戸製鋼から情報を取り寄せ、影響を精査しているところだ」

 西田直人専務「空調製品の配管類の購入を把握している。製品への影響は調査中だ。神戸製鋼や子会社からの直接の購入のほかに、二次ベンダーや三次ベンダーの影響を合わせて評価している。今のところ、安全性の問題は把握していない」

 長谷川功宏上席常務「神戸製鋼から直接年間20億円の銅・アルミや鉄鋼を購入1600品種ある。神戸製鋼から順次、改竄の疑いのあるリストをいただいており、設計部門に回して安全性のチェックをしているところだ。神戸製鋼にも今質問を投げている。多くの客に回答しているので、少し待って欲しいということでまだ回答はいただいていない」

 株主「(東芝メモリ売却の)3号議案の修正動議をしたい。米国4社から4150億円の投資が得られるのであれば、東芝メモリを売らずにその出資分を本体に入れるのも検討できるのではないか」

 綱川社長「この修正動議については原案に合わせて執り行う」

 株主「東芝は商法改正で真っ先に委員会等設置会社となり、社外取締役もビッグネームが並ぶ。それなのに不祥事を防げなかった。社外取のがそんなに効かなかったのはなぜか」

経営トップの影響力がガバナンスを不正にしてきたのは否めない