日産、セレナ「e-POWER」を来春発売 発電特化エンジンを搭載

日産自動車が来年春に発売するセレナのハイブリッド車モデル
日産自動車が来年春に発売するセレナのハイブリッド車モデル【拡大】

 日産自動車は24日、ミニバン「セレナ」のハイブリッド車(HV)の新型モデルを来年春に国内で発売すると発表した。27日から始まる東京モーターショーに出展する。エンジンは発電に特化し、電力でモーターだけを駆動させて走る。

 日産独自の「e-POWER(イーパワー)」を搭載し、電池の残量が減ってもエンジンがタイヤを駆動させる動力にならないのが特徴。外部電源による充電が不要で、電気自動車(EV)のような加速力と、静かな室内空間を両立させた。昨年発売した小型車「ノート」に初めて搭載し、燃費も大幅に向上した。

 セレナの特徴である室内の広さや使い勝手の良さを引き継ぎ、外観は空気の流れを良くするデザインに仕上げた。