最新技術で未来の車披露 東京モーターショー、不正逆風も

人工知能や自動運転機能が搭載された試作車について説明するトヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長=25日午前、東京都江東区
人工知能や自動運転機能が搭載された試作車について説明するトヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長=25日午前、東京都江東区【拡大】

 国内外の自動車メーカーが最新技術を展示する東京モーターショーが25日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で報道関係者に公開された。人工知能(AI)を取り入れた電気自動車(EV)や自動運転技術などを搭載した近未来の車を披露し、日本で開く自動車ショーの存在感を高めたい考えだ。

 ただ日産自動車や神戸製鋼所の不正問題が日本の製造業の信頼を揺るがしており、逆風の中での開催となる。27日に開会式があり、28日~11月5日に一般公開される。

 会場では、最新の試作車の紹介に加え、仮想現実(VR)を利用して東京の街中を走行する催しも楽しめる。自動で減速して事故を避けたり、車から降りずに燃料を補給したりする運転が体験できるという。

 海外の自動車メーカーは最大市場の中国に関心を向けており、日本の自動車各社は東京ショーの存在感が薄れることを懸念する。東京ショーを主催する日本自動車工業会の会長の西川広人日産社長は、新車の無資格検査の問題で活動を自粛しており、豊田章男トヨタ自動車社長が代役を務める。

 東京ショーは今年で45回目。来場者数はピークの平成3年に約202万人だったが、27年に開いた前回は81万人だった。