ようやく時代とマッチ…「カメレオンコード」再評価 スマホ普及などで導入コスト減 (1/2ページ)

カメレオンコードを使った動線管理のデモ画面=9月15日、東京・有明
カメレオンコードを使った動線管理のデモ画面=9月15日、東京・有明【拡大】

 13年前に開発された色の配列で情報を表現する「カメレオンコード」と呼ばれるカラーバーコードが、今になって注目を集めている。スマートフォンの普及やカメラ性能、印刷技術の向上によって、低コストで製造現場やオフィスに導入できるようになったためだ。開発したシフト(東京都千代田区)の辻博文社長は「ここにきて多数の引き合いや受注が舞い込んでおり、ようやく時代とマッチしてきた。工場の動線管理や点検作業など幅広い分野に売り込んでいきたい」と意気込んでいる。

 カメレオンコードはシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックを基本色、グリーン、レッド、ブルー、オレンジを追加色とした2次元のカラーバーコード。色も情報になっているため、従来のバーコードやQRコードに比べ、多くの情報を盛り込めるほか、長距離でも複数のコードを高速・高精度に認識できる。認識スピードはコード1個で0.3秒以内、コード20個でも1秒以内という。

 コードのサイズも自由。複雑な図形を読み取るQRコードはカメラ画面の80%の大きさで写っている必要があるが、カメレオンコードはわずか2%でよく、極小サイズも可能。曲面などでも利用できるという。

 ここにきて、注目を集めているのは、専用のカメラや読み取り機(リーダー)などがなくても、市販のスマホやパソコン、カラープリンターがそのまま使える点だ。低コストにつながるこうした汎用(はんよう)機材の普及や性能アップにより、本来の特徴である長距離での複数認識などの持ち味が発揮できるようになってきた。

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