神戸製鋼データ改竄、根拠示さず安全宣言 消費者の不安はぬぐえず (1/2ページ)


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  • 記者会見する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=26日午後、東京都千代田区

 製品の性能データ改竄(かいざん)問題で、神戸製鋼所が26日に公表したアルミ・銅製品などの検証結果では、安全性に切実な欠陥があるものは見つからなかった。しかし、この日の検証結果は最終的な商品名やメーカー名が一切示されない「一方的な報告」。新たに機械事業部門などで4件の不正も発覚しており、消費者の不信感はぬぐえそうにない。(平尾孝)

 「早いタイミングで、(完了)できるように全力で続ける」。川崎博也会長兼社長は、この日の記者会見で、安全性の検証の取り組みを急ピッチで続ける考えを強調した。

 今回の安全性検証では、神戸製鋼が問題製品の販売先を通じて改竄前の元データを通知。各社が実際の設計データなどと照らし合わせて、部品や最終製品の性能を確認してきた。

 結果の公表も販売先の企業ごとに、「顧客が安全性を確認済み」「顧客が当面の問題はないと判断」「神戸製鋼が安全確度が高いと判断」と3つに分類するだけだ。問題製品の強度などの性能が、本来の仕様からどの程度外れていたかや、問題素材を使った製品や部品の強度などの性能が本来あるべき性能からどれだけ劣っているのかといった具体的、客観的なデータは示していない。