【論風】大量消費地の責任 原発ゴミの最終処分場、東京への建設検討を (3/3ページ)

東京電力福島第1原発。右手前から1、2、3、4号機=4日
東京電力福島第1原発。右手前から1、2、3、4号機=4日【拡大】

 都民は今まで、東京電力の原子力発電所(新潟県の柏崎刈羽、福島県の福島第1、福島第2)で作られた電気も大量に消費。立地自治体の多くは「既に発電で貢献してきたのだから、廃棄物はよそでお願いしたい」と語る。こうした複雑な感情の背景にはエネルギー安定供給のありがたみに無関心であり続けてきた消費地側の姿勢がある。

 大量消費地の責任として、都民も小池百合子知事も、最終処分地の都内誘致を本気で考えるべきだ。日本国内で東京都の次に人口が多い神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県、千葉県、兵庫県、北海道、福岡県、静岡県でも、マップ上での候補地がどうなっているか、真剣に見つめてみてはどうか。

【プロフィル】石川和男

 いしかわ・かずお 東大工卒、1989年通産省(現経済産業省)入省。各般の経済政策、エネルギー政策、産業政策、消費者政策に携わり、2007年退官。11年9月から現職。他に日本介護ベンチャー協会顧問など。50歳。福岡県出身。