神戸製鋼データ改竄、新たに4件不正発覚 子会社工場ではJIS取り消し (1/2ページ)

記者会見で厳しい表情を浮かべる神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=26日午後、東京都千代田区
記者会見で厳しい表情を浮かべる神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=26日午後、東京都千代田区【拡大】

 神戸製鋼所は26日、性能データ改竄(かいざん)問題で機械事業部門などで新たに4件の不正があったと発表した。これまで不正が発覚していたアルミ・銅製品などでは、納入先企業525社のうち約8割にあたる437社の安全性を確認したと公表したが、不正はさらに広い範囲に広がった。子会社の神奈川県内の工場で生産している銅管で日本工業規格(JIS)の認証を取り消されたことも発表した。

 この日、東京都内で記者会見した川崎博也会長兼社長は「安全性の検証完了に向けて最大限努力していく」と述べ、陳謝した。

 新たに不正が明らかになったのは、神戸製鋼の機械事業部門のコーティングサービスのほか、グループ会社の神鋼造機の鋳物と減速機、コベルコ科研の試作合金。検査データの改竄や寸法の測定を一部工程で見送るなどの不正があった。

 さらに、海外子会社の鉄鋼事業で1件、不正が行われていた疑いがあり、調査を進めていることも公表した。

 一方、過去1年分を対象に不正が発覚した製品に対して行った安全性検証については、出荷先である国内外の525社のうち88社で確認が終わっていない。川崎会長兼社長は「銅板などはサプライチェーンが広く、いつまでに検証を終えるとは現段階で申し上げられない」と述べた。