ソニー、AIスピーカーを12月に発売

 ソニーは26日、対話型の人工知能(AI)搭載スピーカーを日本国内で12月9日に発売すると発表した。既にLINE(ライン)や米グーグルがAIスピーカーを発売しており、本格的な競争が始まる見通し。ソニーは利便性やデザインを強みとして訴え、販売を加速したい考えだ。

 ソニーのAIスピーカーは「LF-S50G」で、市場想定価格は2万7000円前後。グーグル製のAIを搭載して、話し掛けると天気やニュースなどの情報を提供してくれるほか、テレビや音響機器などを操作できる。

 音響技術を生かし、360度に音楽などが広がるように工夫した。スピーカーに触れなくても手をかざして操作できる。色は黒、白、青の3種類。取り外しができる布製のカバーをあしらっており、デザインにもこだわった。

 ソニーは既に米国で先行販売しており、日本以外にも欧州を中心に販路を拡大する。