川重、神鋼に費用請求 取引は「対策みてから」

記者会見する川崎重工業の金花芳則社長=27日午後、東京都港区
記者会見する川崎重工業の金花芳則社長=27日午後、東京都港区【拡大】

  • 神戸製鋼所神戸本社の外観=神戸市中央区(沢野貴信撮影)

 川崎重工業の金花芳則社長は27日、東京都内で記者会見し、性能データ改竄(かいざん)問題が発覚した神戸製鋼所との今後の取引について「原因究明と対策の中身を見て検討したい」との見解を示した。その上で「われわれにかかった費用は当然(神戸製鋼に)請求したい」と述べた。神戸製鋼への費用請求や取引中止の動きが広がれば、同社の業績は悪化しそうだ。

 川重は神戸製鋼がデータ改竄したアルミを使い、航空機エンジンや新幹線車両の部品、バイクの車体骨格などを製造していた。金花社長は、これまでに神戸製鋼から申告のあった製品では「安全性に影響はない」と説明したが、「それが全てか(疑問)。状況によって増えるかもしれない」と不信感をあらわにした。

 JR東日本は、川重などが納入した問題のアルミ部品を定期検査に合わせて交換する方針を示している。