【知恵の経営】害虫駆除剤 改善提案で改革 (2/2ページ)

 こうした特徴を生み出しているのは、タニサケが「日本一の知恵工場」と自負する改善提案活動のおかげだ。改善提案数は年間2400件以上と、1人当たりの報償金額では「カイゼン活動」で知られるトヨタ自動車の数倍というから驚きだ。しかも、提案をしているのが35人の社員のうち管理職を除いた20人というから、さらに驚かされる。

 改善提案を始めたのは91年。きっかけは社員に当事者意識を持ってもらうための取り組みだった。当初の数年は会社への苦情ばかりが集まった。それでもどんな小さな提案も受け入れ、不採用の場合は理由をきちんと伝えた結果、内容が向上していった。社員も提案が受け入れられれば会社側がすぐ実施してくれるため、それがうれしくてやる気を高め、次々に提案をするようになったという。

 同社は、ゴキブリをはじめとする害虫被害に悩んでいる多くの家庭に、世の中になかったゴキブリキャップという、置き型タイプの殺虫剤を開発した。さらに社員を巻き込んだ提案活動により置き型タイプの害虫駆除市場(池)を改革し続け、その圧倒的なクジラとなっている。

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【会社概要】アタックスグループ

 顧客企業1700社、スタッフ170人の会計事務所兼総合コンサルティング会社。「社長の最良の相談相手」をモットーに、東京、名古屋、大阪、静岡でサービスを展開している。

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