三菱UFJ信託、新規住宅ローン融資を停止 高収益部門へシフト

 三菱UFJ信託銀行が2018年4月から、住宅ローンの新規融資を取りやめる方向で検討していることが30日、分かった。資産運用や相続といった強みを持つ富裕層向けの業務に経営資源を振り向ける狙い。低金利の長期化や競争激化を受け、収益源をより収益が見込める手数料ビジネスへとシフトする。

 4月以降は、同じグループの三菱東京UFJ銀行の住宅ローンに一本化し、三菱東京UFJの代理店として住宅ローンを取り扱う。既存の契約は引き続き三菱UFJ信託が管理する。

 住宅ローンの融資残高は約1兆2000億円に上るが、メガバンクなどに比べ規模は大きくない。18年1月にも事前審査の受け付けをやめ、関連する約200人の人員は配置転換などを含め検討する。

 親会社の三菱UFJフィナンシャル・グループは、23年度までの経営再構築策を掲げており、グループ各社は事業構造の見直しを急いでいる。