東京海上日動、「1日型」就業体験 初実施 19年卒予定の学生対象

「1日型」のインターンシップを初めて実施する東京海上日動火災保険の北沢利文社長
「1日型」のインターンシップを初めて実施する東京海上日動火災保険の北沢利文社長【拡大】

 東京海上日動火災保険は11月から12月にかけて、2019年卒予定の学生らを対象にした「1日型」のインターンシップ(就業体験)を初めて実施する。東京、大阪でトータル千数百人を受け入れる予定で、幅広い学生に同社への理解を深めてもらうのが狙いだ。

 1日型インターンをめぐっては、短時間で企業活動は理解できず単に採用選考の手段に過ぎないなどの指摘もある。半面、就職活動の短期化に伴い、学生側にはインターンを通じ多くの企業と接触できる機会を得たいとのニーズも高い。東京海上日動は経団連が従来、会員企業に禁じてきた1日型を19年春卒から容認に転じたのを機に、学生のニーズに応えるとともに、多様な人材の獲得に向けて導入を決めた。

 1日型の実施に当たり、同社は短時間で学生が同社のビジネスを体感できるプログラムを設定した。(1)ビジネスコンテスト(2)リスクコンサルティング(3)デジタルイノベーション-の3コースがあり、それぞれ学年、学部、学科を問わず応募できる。とりわけ重視するのは、損保として「これまで取り込めてこなかった理系学生、外資系企業や起業を目指すような学生」(人事企画部採用チーム)へのアプローチという。

 同社は従来からの実際の業務現場で受け入れる5日型のインターンも継続して実施する。1日型への参加を通じて、2月に実施する5日型に多彩な就活生を誘導したい意向だ。

 経団連の解禁により、大企業の多くが1日型の実施に乗り出しており、空前の「売り手市場」の中で企業側には学生を引きつける一段の工夫が求められる。

■東京海上日動火災保険、北沢利文社長へのインタビュー を読む