【フロントランナー 地域金融】興能信用金庫の桶谷浩義部長代理(1) (1/2ページ)


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 □興能信用金庫本店営業部の桶谷浩義部長代理

 ■地元資源生かした新事業をサポート

 「地域を元気にすることが信用金庫の使命であり、そのために企業が活気づくような支援を行うことこそが、渉外担当者の役割だと考えています」

 こう語るのは、興能信用金庫本店営業部の桶谷浩義部長代理だ。

 興能信用金庫が営業エリアとする能登半島は、「能登の里山里海」として国連専門機関から世界農業遺産の認定を受けるなど、豊かな自然と共存した地域システムが残る。それだけに取引先は1次産業に携わる事業者が多い。本店が置かれる能登町宇出津地区は漁港の町で、定置網漁を中心とした漁業が産業の基盤となっている。

 しかし、過疎や高齢化によって、こうした産業も「下火となっている」のが実情。そこで桶谷さんは、部長代理として本店営業部の渉外課を束ねる傍ら、地域振興を念頭に事業者を支援。地元の資源を活用した創業や新事業の立ち上げなどのサポートを多数手掛けている。

 桶谷氏がそうした案件に積極的に携わるようになった原点は、幼い頃の記憶にある。桶谷氏は東京生まれの東京育ち。能登には小学生のとき、年に数回、父親の実家への帰省で訪れていた。その後、帰省の機会が減り縁遠くなったが、活気ある当時の町の思い出は鮮明に残っていた。そのため、大学を卒業し興能信用金庫職員として久々に能登の地を踏んだとき、町の静けさが一層寂しく感じられ、地域振興に貢献したいという思いを持ったのだという。

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