「三菱東京UFJ銀行」の「東京」消して大丈夫? デヴィ夫人が猛反発する理由 (2/3ページ)

三菱東京UFJ銀行は来春から「東京」が外れ、「三菱UFJ銀行」になる=東京都中央区
三菱東京UFJ銀行は来春から「東京」が外れ、「三菱UFJ銀行」になる=東京都中央区【拡大】

  • インタビューに応じる三菱東京UFJ銀行の三毛兼承頭取=東京都千代田区(宮川浩和撮影)
  • デヴィ夫人
  • 「ニクソン・ショック」で1ドル=360円の固定相場から変動相場への移行を示した旧東京銀行本店窓口のボード=1971年8月30日、東京都中央区

 昭和29年公布の「外国為替銀行法」に基づき、日本で唯一、外為売買などができる免許を受けた「外国為替銀行」となったと紹介。

 そのため、「世界中に支店があり、パリに行けばオペラ座に近い4-8,Rue St-Anneに、NYに行けば(高級ホテル)ウォルドーフ・アストリアの1階全フロアに支店がありました。私たち日本人にとってどんなに『誇り』だったことでしょう!」と東京を大絶賛している。

 東銀の歴史は古い。太平洋戦争前までさかのぼれば、インドや中国だけでなく、東南アジア主要国をほぼカバーする支店網で、ケニアのナイロビやイラクのバグダッドにまで進出していた。国際的な地名度も高く、いまだに「ザ・バンク・オブ・トーキョー」と呼ばれるケースもあるという。

 デヴィ夫人も「東京銀行は日本の国際経済史といっても過言ではありません。『東京』 の名がなくなることはショックです。消えてほしくないというのが本音です」と気持ちを打ち明けた。

 実は三菱東京UFJ銀の英語表記は「The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ」(略称BTMU)と東京が先に書かれている。その理由は上記の通り、国内では知名度抜群の「三菱銀行」より「東京銀行」の方が海外で知られていることも要因のようだ。

 関係者によると、インドネシアの一部新聞では、現在も三菱東京UFJ銀が「The Bank of Tokyo」と縮めて表記され、「BOT」と略されることも多いという。

 デヴィ夫人は「東京銀行の元行員の方々の国際的経験、ノウハウを上手に利用すべきではないでしょうか」と訴えた。

 もっとも、合併前の旧行名(三菱、東京、UFJ)の名前を全て残した「三菱東京UFJ銀行」に対し、国内の顧客からは「長すぎる」「書類に銀行名を書くのが煩わしい」という不平不満が寄せられていたのも事実だ。

海外で知名度のある「Tokyo」を消すことは吉と出るか凶と出るか