日銀で「フィンテックフォーラム」 ビッグデータ活用プレゼン

 ビッグデータの活用と可能性について検討する第4回フィンテックフォーラムが1日、日銀本店で開かれた。冒頭で日銀の中曽宏副総裁は「データの『量』および『処理能力』の両面にわたる飛躍的な変化は、経済活動や金融サービス全般に大きな影響を及ぼしつつある」とあいさつ。その後、ビッグデータを活用した事例について7つの企業・団体がプレゼンテーションを行った。

 3メガバンクの担当者によるパネルディスカッションも行われ、信用情報を点数化して融資に活用する試みや、クレジットカードの不正利用を検知する実証実験、株価や為替を予想するサービスの提供などビッグデータを使った取り組みが紹介された。

 その上で、データのフォーマットが統一できていないことやエンジニアの確保など今後の課題についても指摘した。