神鋼、東電火力発電所でも不正部品 3カ所の配管該当、安全性に問題なし

 東京電力ホールディングスは2日、関東の火力発電所3カ所に、神戸製鋼所の子会社が検査データを不正に記載した配管が納入されていたと発表した。設備に使っているが、東電の定期点検などで一定の強度があると確認し、安全性に問題はないとしている。

 不正があったのは富津(千葉県)、品川(東京)、常陸那珂(茨城県)の各火力発電所に納められた冷却設備などの銅合金の配管。両端の寸法を測る契約になっていたが、片方は測定せず、基準内に収まる想定値を、納品の書類に記していた。

 神鋼メタルプロダクツ(北九州市)が2016年9月から1年分のデータを調べ、東電に報告した。東電はさらに古いデータについても調査して報告するよう求めている。

 東電は福島第2原発に神鋼が納品した配管でも、同様に検査データが偽装されていた。予備の配管で使用されておらず、安全に問題ないという。

 神鋼の製品をめぐっては、他に中国、四国、九州の各電力も2日、火力に納められた配管でデータ不正が発覚したと相次いで発表。日本原燃のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の工場で使用予定の部品でも不正の疑いがあり、影響が広がっている。