上場企業、中間決算で最高益続出 内部留保拡大で賃上げ関心 (2/3ページ)

 ◆水差す不祥事相次ぐ

 だが一方で、快調にブレーキをかけかねない不祥事が製造業で相次いでいる。データ改竄(かいざん)問題が発覚した神戸製鋼所は業績への影響が見極められないとして通期の利益予想を示さなかった。

 無資格検査問題を起こした日産自動車とSUBARU(スバル)も販売への悪影響は避けられない。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは「格付けへの影響を考慮することになる」と警告する。

 神鋼をめぐっては欧州連合(EU)の航空当局が調達を控えるよう勧告するなど影響が世界的に拡大。3社の不祥事は日本企業全体の信用問題に波及するリスクをはらむ。

 日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)は「何十年も不正行為を続け、極めて由々しい問題だ」と市場の活気に水を差す3社にいら立ちをあらわにした。

 「株式市場で運用する年金の資産が増えた」。衆院選で安倍晋三首相はアベノミクスによる株高効果をアピール。市場の一部には「年末には株価が2万5000円に達する」との声も出始めた。

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