【車無資格検査】スバルが中間決算発表、通期の業績下方修正 リコール届け出は来週に延期   

 新車の無資格検査が発覚したSUBARU(スバル)は6日、平成30年3月期の通期業績予想を下方修正した。連結最終利益は従来予想より215億円低い2070億円に引き下げた。問題への対応費用は100億円を見込む。ここ数年、順調に業績を拡大してきたスバルだが、国内外で販売が従来計画に届かない見通しともなり、先行きへの不安が強まっている。(高橋寛次)

 「改めておわび申し上げる」。吉永泰之社長は会見の冒頭、無資格検査問題で再び謝罪。弁護士事務所に調査を委託し、中立な視点で原因を究明する方針を示した。再発防止策と合わせて、12月初めをめどに国土交通省に報告する。

 今週半ばに届け出る予定だった25万5000台のリコール(回収・無償修理)は、対象車両の特定に時間がかかっており、来週半ばにずれ込む見通し。対応費用はリコールだけでは約50億円だが、関連費用を合わせて通期予想に100億円を計上した。

 同日発表した29年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比6・9%増の1兆6863億円、営業利益が1・7%増の2121億円。タカタ製エアバッグの関連損失引当金813億円を計上したことで、最終利益は48・1%減の850億円と大幅に落ち込んだ。

 通期の業績修正では、売上高を従来予想より400億円引き下げ3兆3800億円、営業利益は300億円引き下げて3800億円とした。

 主力の米国市場で通期の販売が、前年実績は上回るものの、従来計画から1万9700台下振れする見通し。競争激化で中国も計画を1万2400台引き下げた。日本は軽自動車の競争激化で5500台の下振れを見込むが、無資格検査問題の影響は「見通せない」(吉永氏)としている。