【家電Watch】インヴァランス AIシステム導入マンション(上) (1/3ページ)

キャスパーを備えたマンション室内。キャスパーはカーテンの開閉や、照明のオンオフなど日常的な動作を人の動きを検知し判断して自動で行う
キャスパーを備えたマンション室内。キャスパーはカーテンの開閉や、照明のオンオフなど日常的な動作を人の動きを検知し判断して自動で行う【拡大】

  • インヴァランスの小暮学代表取締役
  • BoTのアシュトシュ・サクセナ社長

 ■暮らしを学習 全て音声操作

 米グーグルやLINE(ライン)のスマートスピーカーが注目を集めている。スマートスピーカーは、言葉で指示するだけでさまざまなことが可能になる。確かに魅力的だが、実際に使われている家電製品と、どう連携させて、どう便利に使っていくのか。さまざまな課題があり、一般家庭で普及するのは、まだ少し先になりそうだ。

 そんななか、AI(人工知能)スピーカーをマンションの備品にする取り組みが始まっている。照明やカーテンの操作が音声で全てできる。この機能を持つマンションを手掛けるのが、不動産開発のインヴァランス(東京都渋谷区)だ。

 ◆不動産価値が向上

 同社は、主に投資用マンションを手掛ける。これまでに96棟を提供している。マンションの不動産価値を高めるための手段の一つとして、スマートホーム化を積極的に進めてきた。あらゆるモノがインターネットにつながるIoT事業への将来的な参入を視野に、システム開発を2016年以前から推進し、自社開発のスマートアプリ「alyssa.(アリッサ)」を自社ブランドのマンションで既に実用化している。

 同社の小暮学代表取締役は、アプリ開発の理由についてこう語る。「スマートホームは数年前から話題になっているが、なかなか進まない現状にジレンマを抱えていた。今の製品はメーカーごとにばらばらのシステムやアプリを使っている。統一性がなければ不便で普及も進まない」

 また、小暮氏はスマートホームに関して「暮らしや家に導入するものであり、家電製品に導入するものではない。その点、家のことを一番よく知っているのはわれわれ不動産開発者だ」と自負する。

 現状では、製品ごとのネット化は進んでいるものの、横の連携はまだ進んでいない。このため、家のことをよく知る同社はスマートホームの開発を自然な流れで開始したという。

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