【家電Watch】インヴァランス AIシステム導入マンション(上) (2/3ページ)

キャスパーを備えたマンション室内。キャスパーはカーテンの開閉や、照明のオンオフなど日常的な動作を人の動きを検知し判断して自動で行う
キャスパーを備えたマンション室内。キャスパーはカーテンの開閉や、照明のオンオフなど日常的な動作を人の動きを検知し判断して自動で行う【拡大】

  • インヴァランスの小暮学代表取締役
  • BoTのアシュトシュ・サクセナ社長

 「1つの製品で、家庭内のさまざまな機器を操作するためには、技術的な問題だけでなく、法律面や安全性など、さまざまな問題が生じる。それらの問題を解決するためには、不動産のノウハウやデベロッパーとしての知識が不可欠」(小暮氏)

 アリッサを導入したマンションは、室内照明、床暖房、鍵、エアコン、風呂の操作が可能となる。これまで500戸に導入実績があり、アプリをダウンロードした人の92%がこのシステムを日常的に使っているという。

 ◆米開発企業と提携

 「予想以上に多くの人がアリッサを便利に使っている。スマートホームにさらに投資すべきだ」。そう感じた小暮氏は、世界のスマートホームのトレンドを注視するようになった。

 「米ラスベガスで毎年行われている家電製品見本市『CES』や、台湾の展示会、米シリコンバレーなどにも自ら足を運び、さまざまな技術を見てきた。その中で特に相乗効果があると感じて出資を決めたのが、スマートホームシステム『CASPAR(キャスパー)』を開発した米AI開発ベンチャーのBrain of Things(BoT)だ」(小暮氏)

 キャスパーは、100以上のセンサーで構成されるシステムだ。温度、湿度、照度、振動などを感知するほか、カメラ機能も備え、利用者の動きを常に検知する。センサーは、玄関やキッチン、トイレ、浴室、寝室に至るまで家の中のさまざまな場所に張り巡らされ、利用者の生活を学習していくという。

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