スーパー大麦を増量、日清シスコの新グラノーラを蛯原友里がPR

日清シスコ「1日分のスーパー大麦グラノーラ」新商品発表会に出席した蛯原友里=東京・西新宿
日清シスコ「1日分のスーパー大麦グラノーラ」新商品発表会に出席した蛯原友里=東京・西新宿【拡大】

 日清シスコは6日、シリアル食品「1日分のスーパー大麦グラノーラ」シリーズの新商品として「4種の彩り果実」を今月13日に、「3種のまるごと大豆」を来年1月22日に、それぞれ発売すると発表した。いずれも200グラム入り、希望小売価格税込み540円。同シリーズは今年1月に発売していたが、オーストラリアから輸入するスーパー大麦の確保にめどが付き、商品展開を広げる。

 スーパー大麦は同国の研究機関が改良し、一般の大麦より食物繊維や難消化性でんぷんを多く含む品種。腸内環境の改善が期待できるとして人気が高まっており、新商品ではこの大麦を従来品の3倍、12グラムに増量した。

 同社の豊留昭浩社長は6日の発表会で「ポリフェノールや乳酸菌など、食品に機能性を求めるニーズが強まっている」と商品開発の背景を説明。イメージキャラクターのモデル、蛯原友里さんが「美容と健康のために食べ続けたい」とアピールした。

 グラノーラをめぐっては、「フルグラ」で先行するカルビーが、サントリー食品インターナショナルやネスレ日本と協業して新しい朝食メニューを提案するなど販売拡大に注力している。日清シスコとしては、機能性を打ち出すことで消費者の健康志向に訴求し、巻き返しを図りたい考えだ。