大手商社7社9月中間 資源高で全社が大幅増益

 大手商社7社の2017年9月中間連結決算(国際会計基準)が6日、出そろった。石炭や銅など資源価格が想定を上回ったほか、各社が強化する非資源も下支えし、全社が大幅な最終増益となった。

 これを受け三菱商事、三井物産、住友商事、豊田通商の4社が18年3月期通期の最終利益予想を上方修正した。

 6日発表した三菱商事の中間連結決算の最終利益は、前年同期比41.2%増の2539億円。オーストラリアの原料炭事業など金属部門の好調に加え、ノルウェーのサケ養殖・加工事業や海外自動車販売も貢献した。

 通期の最終利益見通しは、従来予想の4500億円を5000億円に引き上げ、過去最高の更新を見込む。

 住友商事も資源に加え、不動産やメディア事業が堅調で通期の最終利益見通しを従来予想の2300億円から2800億円に上方修正した。

 三井物産はブラジルの穀物集荷事業で400億円強の損失を計上したが、ブラジル鉄鉱石関連の株式評価益や資源高がこれをカバー。通期の最終利益を従来予想の3200億円から4000億円に引き上げた。

 今後の資源価格の動向については、各社とも中国の生産調整の行く方を注視している。

 ■大手商社7社の2017年9月中間連結決算(最終利益/通期の最終利益見通し)

 三菱商事  2539(41.2)/5000(13.6)

 伊藤忠商事 2424(19.9)/4000(13.6)

 三井物産  2383(95.4)/4000(30.7)

 住友商事  1552(2.4倍)/2800(63.8)

 丸紅    1045(29.9)/1700( 9.4)

 豊田通商   734(45.3)/1250(15.8)

 双日     272(77.4)/ 500(22.7)

 ※単位は億円。カッコ内は前年同期比増減率%