「たべっ子どうぶつ」なぜ英語教育に注力? ビスケットにキリンとワニが含まれない理由も聞いてみた (3/3ページ)

ギンビスの「たべっ子どうぶつ」バター味
ギンビスの「たべっ子どうぶつ」バター味【拡大】

--これまでに消費者からどのような反応がありましたか?

 「1978年発売当時、箱タイプのビスケットの価格は200円が主流でしたが、たべっ子どうぶつは100円でボリュームがありました。ただ、当時は珍しかったショッキングピンクをパッケージのメインカラーにしたことで(奇をてらっているとされ、消費者に受け入れてもらうまでの)発売1~2年は苦戦を強いられました。しかし、口コミ等で徐々に評判が広がっていくようになり、現在では多くのお客さまにご支持いただける商品になりました」

--動物はどういう基準で選んだのですか?

 「形の分かりやすさ、メジャーな動物、生産性を考慮し選定しました」

--パッケージに描かれているキリンとワニが、実際はビスケットとして入っていないのはなぜですか?

 「形の分かりやすさと、キリンの長い首やワニのしっぽは折れやすいといった生産上の都合を考慮したためです」

 ちなみにこれまでビスケットに追加した動物や消えた動物、エリマキトカゲやウーパールーパー、レッサーパンダなど、その時代のブームを反映する動物が登場したことはないそうだ。

 たべっ子どうぶつは近年、味のレパートリーを増やしたり吊り下げ商品を投入するなどラインアップを強化し、店頭での露出も増やすといったタテヨコ展開が奏功。着実にリピーターを育てることで売り上げを伸ばしているという。いろんな味を試してみようとスナック「うすしお味」なども食べてみたが、どれも病みつきになる美味しさ。「確かに一度食べたらまた買いたくなるかもなあ」と納得してしまった。筆者は一応、TOEIC900点台で少しは英語に自信があるつもりなのだが、それでも「PORCUPINE(やまあらし)」など初めて見る英単語もあり、とても勉強になった。たべっ子どうぶつはこれから先も、創業者の願い通りに「子どもから大人まで楽しく学べるビスケット」として老若男女から愛され続けていくのだろう。