全日空とピーチ、民泊世界最大手と提携 国内旅行市場を開拓

協業を発表し、記念撮影に応じる(左から)全日本空輸の志岐隆史副社長、Airbnb日本法人の田辺泰之社長ら=6日、東京都港区
協業を発表し、記念撮影に応じる(左から)全日本空輸の志岐隆史副社長、Airbnb日本法人の田辺泰之社長ら=6日、東京都港区【拡大】

 全日本空輸(ANA)と格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは6日、民泊仲介サイト世界最大手Airbnb(エアビーアンドビー)ジャパンと国内旅行市場の開拓に向けた協業を開始したと発表した。航空2社は訪日客の増加やSNSの普及拡大に伴い、日本人の個人旅行も多様化しているとし、今回の協業で、国内旅行の需要喚起につなげる狙いだ。

 全日空は同日、マイレージ会員向けにエアビーとの特設サイトを開設。このサイト経由で、エアビーでの宿泊を予約した場合、宿泊代金に応じて、5000~1万円で50マイル、2万円以上なら200マイルを後日付与する。エアビーも初回のみ宿泊代金に使える3000円分のクーポンを提供する。

 ピーチも同日、コラボレーションサイトを開設し、エアビーの新規予約者が使える3000円分の宿泊クーポンを来年5月末まで配布。来春開始予定の個人向け旅予約サービス「COTABI(コタビ)」では、エアビーの宿を提供する。

 ANAの志岐隆史副社長は今回の協業について「個人旅行のニーズは多様化している。マイレージ会員へのマイルの付与で、エアビーとともに国内にも新たな旅のスタイルを提供できれば」と話す。

 運輸業界では民泊を活用した取り組みが活発化している。日本航空(JAL)は4月に、宿泊仲介サイト運営の百戦錬磨(仙台市青葉区)が提供する宿泊先と航空券をパッケージ化した旅行商品を開発したほか、同社の宿を利用したJAL会員にマイル付与のサービスを導入した。

 京王電鉄は2月、民泊による沿線活性化のノウハウ所得のため、民泊特区の東京都大田区に自社運営の民泊マンションを開業。南海電鉄は11月、百戦錬磨との協業で、大阪市浪速区の鉄道高架下にゲストハウスタイプの宿泊施設の計画を発表、来年2月の開業を目指している。