【日本発!起業家の挑戦】無料WiFiへの自動接続・認証を実現 「タウンWiFi」の戦略 (3/5ページ)

タウンWiFiを運営する荻田剛大氏
タウンWiFiを運営する荻田剛大氏【拡大】

 --楽天出身だそうですね。楽天は起業家がたくさん輩出されている印象があります

 「はい。楽天株式会社に入社して9年間働きました。自分がよくスマホを使っていて通信量が増え、速度制限がかけられることがよくあったんです。どこへ行ってもネットが使い放題の環境を実現するために独立して、楽天の同僚と起業しましたが、自分が起業するなんて想像していませんでした。ただこのアイデアに夢中になってしまったんです。そもそも楽天には、大企業を辞めて楽天を創業した三木谷さんというロールモデルがいるので、起業家が多いのかもしれません」

 --タウンWiFiの登録・利用は無料です。収益をあげる方法は?

 「まず、今年から通信の保護機能(VPN接続)を追加し、これによって月に1GBまでの通信は無料で保護されますが、それ以上のWiFi通信を暗号化するために有料のプレミアムプラン(月額300円)を用意しています。また、無料のWiFiが近くにないときに有料で接続できるオプションを加えようと考えています。これは海外、特に中国などで旅行者向けに有効だと思います」

 「さらに、ユーザーに無料WiFiがほしいところをリクエストしてもらい、人々がどこにWiFiスポットを設置してほしいと思っているかをデータにして販売しています。WiFi事業者はこの情報に基づいて、WiFiスポットの需要がある店舗に設置を勧めます。たとえばカフェなどで、WiFiがあれば顧客が増えると見込まれる場合などです。また、すでにWiFiを提供しているお店には、ユーザーが実際にどのようにそれを使っているかを詳細データにして販売します。WiFi通信のプロバイダーが設置店舗にこうした情報を分かりやすく解析して伝えることは少ないのです 」

最大の競合アプリは