スペイシー 夜間営業店の日中利用し定額制 (1/2ページ)

バーラウンジの店内。スペイシーはバーや居酒屋など夜間営業の飲食店を昼間借り上げて、小分けし、コワーキングスペースに活用する(提供写真)
バーラウンジの店内。スペイシーはバーや居酒屋など夜間営業の飲食店を昼間借り上げて、小分けし、コワーキングスペースに活用する(提供写真)【拡大】

 ■月3980円のコワーキングスペース

 コワーキングスペース運営のスペイシー(東京都中央区)は、定額制のコワーキングスペースを提供するサービスを11月中にも始める方針を固めた。居酒屋など夜間営業の飲食店から、遊休化している日中の時間帯だけスペースを借りあげて、座席ごとに小分けして提供する。これにより、月額3980円で使い放題の格安プランを実現した。

 利用者は、あらかじめスマートフォンかパソコンから専用サイトで予約する。スペイシーが提供する場所ならどこでも使える。座席には共用のコンセントを配備し、Wi-Fiなど公衆無線LAN(構内情報通信網)を整えた。外出先や移動中のちょっとした空き時間に電子メールの確認などができるようになる。

 夜間営業のバーや居酒屋では喫煙可能な店舗も多いことから、スペイシーでは事前に消臭スプレーを噴霧したり、アロマオイルをたくなど、居心地の良い空間づくりに取り組む。また、女性向けに化粧直しができるパウダールーム、男性向けには衣類のプレススチーマーなども用意する。サービス開始時点では、東京都内の主要駅近くにある約40カ所1000席分を用意した。順次、席数や提供エリアを拡大する方針。

 働き方改革の一環で、職場とは違う場所で仕事をする「リモートワーク」を導入する企業が増えている。その一方で、都市部でまとまったスペースを借りる場合、賃料の数カ月~1年分の前家賃が必要になるなど負担も大きい。

飲食店にも営業時間外で恩恵