【ドローンタイムズ】空の安全確保、JUTMが運行管理実験 (2/3ページ)

無人ヘリより先に着陸が許可された日本郵便のドローン。今回の実験は一般の住宅も多くある地区で行われた
無人ヘリより先に着陸が許可された日本郵便のドローン。今回の実験は一般の住宅も多くある地区で行われた【拡大】

  • ドクターヘリが管理空域に侵入したため管制センターのディスプレーにはアラートが表示された。飛行中のドローン「AIST-001」には着陸が要請された

 管制センターは、先行機を優先する原則に従い、ヘリに着陸許可を出すこともできたが、後からポートに接近し着陸要請を出したドローンは、上空で待機し続けるためにはバッテリーの余力が乏しいと判断、ドローンに先に着陸許可を出し、ヘリにはその間、上空での待機を要請した。

 ◆トラブル回避を確認

 管制センターの要請通り、ドローンが先にポートに着陸して積んでいた荷物をおろした。ドローンがその場を去った後、待機していたヘリがポートを利用することになり、この事例では、トラブルが回避できることを確認した。

 複数のドローンが飛ぶことを想定した空の交通安全である空域の管理方法については、「飛行計画管理」「動態管理」など複数の原則がある。計画管理には、事業者がドローンの飛行を予定している空域を事前に予約する「空域予約」という考え方があり、これに従えば、予約した事業者が予約した時間帯に、予約したエリアを飛ばせる。

 ただし、エリアが予約されることは、他の事業者の利用を妨げることになり、その不都合を極力小さくする工夫が、同時に求められる。とりわけドローンポートについては、利用の要請が集中する可能性が高い。そのため、ドローンポートについては、予約事業者の離着陸が済めば、一定の距離、時間をおいて、他の事業者にも利用を開放する方法が検討されている。この日のヘリとドローンの同時着陸要請には、その場合のトラブル回避を検証する意味があった。

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