ブロードコム、敵対的買収も クアルコムに委任状争奪戦検討 (2/2ページ)

米カリフォルニア州アーバインにあるブロードコムの本社(ブルームバーグ)
米カリフォルニア州アーバインにあるブロードコムの本社(ブルームバーグ)【拡大】

 クアルコム買収が実現すれば、半導体業界の勢力図を塗り替えることになり、ブロードコムはインテルと韓国サムスン電子に次いで業界3位に浮上する。また、2015年当時に過去最大だったデルによる670億ドルでのEMC買収を上回る規模となる。

 カナコードのアナリスト、マイク・ウォークリー氏は「両社の組み合わせは大きな相乗効果をもたらすとともに支配的なワイヤレス事業を生み出す。世界の半導体業界で総合的に強力なリーダーが誕生する」と指摘した。

 関係者によると、クアルコムは自社を過小評価しているとして一方的な買収提案を拒否する構えで、株主に拒否するよう勧告する可能性が高い。クアルコムは6日の発表文で「株主に最高の利益になる行動を追求するため提案を精査する」との方針を示した。(ブルームバーグ Ian King)