VW、自動運転に量子コンピューター活用 グーグルと3件研究

 ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は7日、量子コンピューターを活用した自動運転技術のための人工知能(AI)開発など3件の調査研究で米グーグルと提携する計画を発表した。乗用車向けのデジタル新機能を開発し、従来の自動車の製造・販売を超えた技術展開を図る取り組みの一環だ。

 VWによると、他2件のプロジェクトは、交通管理システムの改善と電気自動車(EV)のバッテリー構造のシミュレーション。ホフマン最高情報責任者(CIO)は、スーパーコンピューターを超える膨大な量の計算を瞬時にこなす「量子コンピューターの技術は当社に新たな展開をもたらす。この技術の商用化ができ次第、VWは量子コンピューター活用の先駆けとなりたい」と語った。

 VWは3月に他社の量子コンピューターを用いて実用化に向けた実証実験を行っており、中国・北京でタクシーが渋滞を回避する最適ルートを導き出した。

 グーグルの量子人工知能研究所(QuAIL)の開発責任者、ハートムート・ネーベン氏は「量子コンピューターが自動車産業をどのように変え、進歩させることができるかを共同研究するのが楽しみだ」とコメントした。(ブルームバーグ Christoph Rauwald)