デマンドタクシーで交通不便解消を 大津・晴嵐台地区で実証実験

 高台に位置し、JR駅などへのアクセスが課題となっていた滋賀県大津市南郷、南郷上山町の晴嵐台地区で8日、市などがデマンドタクシーの実証実験を始めた。

 デマンドタクシーとは、決まった時間に予約のあった地域住民を乗り合いで、あらかじめ決められた場所まで運行するタクシー。

 晴嵐台地区は、昭和50年代に開発された大規模団地で、人口は1738人(10月時点)。高齢化に伴い「スーパーなどのあるJR石山駅方面に向かう際の坂道がつらい」などの意見があり、住民が交通対策を求める署名活動を行うなどしていた。

 バス停留所近くやスーパーに運行。申し込みを受けて自宅まで迎えに行き、他の利用者とともに目的地まで運ぶ。利用者負担は250円。

 市は210万円を予算計上し、タクシー会社と契約した。実証実験は来年10月末まで。その後実施主体を自治会とし、事業を継続するか協議するという。

 同市交通戦略課は「住民主体で地域の課題を克服できれば、今後の交通問題解消のモデルになる」としている。