【広報エキスパート】丸紅 幅広い事業分野 効果的に発信 (2/2ページ)

丸紅の島崎豊執行役員秘書部長兼広報部長
丸紅の島崎豊執行役員秘書部長兼広報部長【拡大】

 --広報体制は

 メンバーは総勢30人で、企画・ブランド推進課、報道課、CSR・地球環境室と業務内容が異なる3つの組織で構成されています。広報部の特徴として、広報プロパーはほとんどおらず、営業や管理(CS)部門とローテーション人事をしており、結果としてさまざまなバックグラウンドを持つ部員の集団となっています。

 最近はこの3つの組織間で積極的に人事交流を進めており、部内で情報の共有化と付加価値の創造を図っています。

 --丸紅基金についてお聞かせください

 通常の広報活動に加え、1974年創設の丸紅基金の運営も広報部で担っています。全国の社会福祉法人向けに年間1億円を寄付して今年で43年目を迎えます。「100円クラブ」という役員、社員、OB・OGからの個人寄付と、丸紅が同額を寄付するマッチングギフトなどを原資として、毎年500件を超える応募の中から約60件を選考。これまでの助成実績は、累計約2500件、総額43億円となり、社員の社会貢献への意識向上につながっています。広報を担当する部として、いかに効果的に情報発信していくかは当然大切ですが、それ以上に約4万人のグループ社員一人一人が自発的に広報活動を展開するのが理想と考えています。(エフシージー総合研究所 山本ヒロ子)=随時掲載

【プロフィル】島崎豊

 しまざき・ゆたか 1982年慶大経卒、丸紅入社。海外インフラ案件に従事しイラク、タイに駐在。会長秘書、環境インフラプロジェクト部副部長。2008年広報部副部長、11年秘書部長兼務、15年広報部長兼務、16年から現職。