【栃木発 輝く】良い音を追求“かんぴょうスピーカー” サウンドテック高橋電機の発想 (3/4ページ)

かんぴょうスピーカー「fucucchi」。ユニークな形は、イベントなどで展示すると女性にも人気という=栃木県小山市のサウンドテック高橋電機
かんぴょうスピーカー「fucucchi」。ユニークな形は、イベントなどで展示すると女性にも人気という=栃木県小山市のサウンドテック高橋電機【拡大】

  • 高橋昭社長
  • サウンドテック高橋電機の開発製品の一つ、音響デバイス「ピュアポイント」

 □高橋昭社長

 ■国賓に贈れる地域の名産に

 --かんぴょうスピーカーを開発したきっかけは

 「創業時よりカーオーディオの分野で、よい音を求めてさまざまな取り組みを繰り返す毎日。たどり着いたのは、心地よく音楽を鳴らすには天然素材を用いる以外にはないという確信だ。ユウガオの実や結城紬をスピーカーに活用する原点となる。ユウガオの実のスピーカーはあったが、民芸風やアート的だった。研鑚(けんさん)を積んだ音響のノウハウを融合させたオリジナル製品を創る思いが生まれる。実には個体差があり、やむを得ず取り付けた2つのスピーカーがまるで目のようでかわいいと女性からも反応があった」

 --反響も大きくなっている

 「全国から注文がある。ドイツや米国でも広めたいという人もいる。ただ一つ一つが手作りで年間300個が限度。きれいな丸い形にするには農家の苦労があってこそ。地面をはってつるが成長するので実は必ず横向きに倒れる。それを毎日毎日起こして形の良いユウガオの実が育つ。こちらが職人技でといっても自然の力があり、種まきから自然乾燥まで3年かかる。農家の方がいて初めてできる」

 --今後の展開は

 「新たにビジネスパートナーを得て、fucucchi(フクッチ)と名付けた。かんぴょうと言っても栃木以外ではあまり認識がない。新たなブランド名『ブルースターサウンズ』でホームページも新しくした。fucucchiは企業そして、女性もターゲットに。今後は伝統工芸としての逸品もの、国賓に贈れるものにしたい」

障害者の収入、働きがいにつなげる