三菱東京UFJ銀、インドネシア銀への出資検討 2000億円規模

 三菱東京UFJ銀行が、インドネシア大手銀への出資を検討していることが9日、分かった。時価総額で同国5位のダナモン銀行で、株式の4割を取得する方向。出資額は2000億円規模に上る見込み。東南アジアで最大の人口を抱える同国の成長を取り込んで収益を拡大する。出資が実現すれば、三菱UFJフィナンシャル・グループとしての海外での利益は5割に達する見通しだ。

 三菱東京UFJ銀は8日の臨時取締役会で、ダナモン銀行の筆頭株主であるシンガポール政府系ファンドや現地当局との交渉に乗り出すことを決めた。来年度中の出資完了を目指し、コンプライアンス(法令順守)を踏まえ、慎重に資産査定する。

 ダナモン銀行の時価総額は約4000億円で、総資産は約1兆3700億円。三菱東京UFJ銀は2013年に5000億円超を投じてタイのアユタヤ銀行を買収。16年にもフィリピン大手のセキュリティーバンクに出資するなど東南アジア進出を加速してきた。