【神鋼記者会見・詳報(2)】事業部門制が裏目に 「本社でチェックできず」 (1/3ページ)

データ改ざんの原因結果を発表する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=10日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)
データ改ざんの原因結果を発表する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=10日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)【拡大】

 社内調査に関する説明は約20分で終わり、質疑応答へと移った。不正の背景として、神戸製鋼所グループの大きな特徴である多岐にわたった「事業部門制」に関する質問が集まった。

 主なやり取りは次の通り。

 --品質を軽視する風土はいつからか

 川崎博也会長兼社長「当社は長きにわたり、各部門に品質と収益の責任を負わせる『事業部門制』を敷いてきた。経理、ITなど最低限の部分は本社で管理していたが、品質に関しては各部門に権限を委譲していた。長きにわたる事業部門制の歴史にかんがみると、(品質軽視の風土は)かなり以前から、ということになる」

 山本浩司常務執行役員「検査の生データの保存期間は部門ごとにまちまちで、長くて1~3年の部署もあれば、10年という部門もある。しかし、さかのぼれば10年前からという(不正の)例も見つかった。現時点では『いつから』と明確に申し上げられない」

 --社長自身も機械設備の現場にいた。不正を感知していたのではないか

 川崎氏「私は建設、機械保守、設備改善が主な仕事だった。品質に接する機会がなかった、というのが本当のところだ」

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