【神鋼記者会見・詳報(2)】事業部門制が裏目に 「本社でチェックできず」 (2/3ページ)

データ改ざんの原因結果を発表する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=10日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)
データ改ざんの原因結果を発表する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=10日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)【拡大】

 --コベルコのHPにアップされていた「3つの約束」が消えている

 勝川四志彦常務執行役員「今年の4月から、信頼回復のため掲載してきた。もともと企業理念として作ったものだが、今回の件で信頼が揺らいでおり、仕切り直しのために一旦外した。(3つの約束を)『撤回』したわけではない」

 --「複数の役員が不正を黙認していた」との報道がある

 川崎氏「そうした報道があることは認識している。報告書のベースとなった社内調査において、OBにヒアリングしてきたことは事実だ。しかし10月25日をもって、途中ではあったが、調査を外部委員会に引き継いだ。したがって、今後の調査はその報告を待ちたい」

 --不正の主な原因は

 川崎氏「アルミ・銅部門に不適切行為が集中しているが、会社全体で起きていると認識している。5つの要因のどれが主か申し上げるのは難しいが、あえて言うならば、アルミ・銅部門で品質のマネジメントが機能していなかった」

 「その要因として、『本社が権限委譲を進めていった過程で、組織の規律が事業部門の統制力に依存するようになり、部門ごとの違いから品質管理にバラツキが生じた』。加えて『そのバラツキをチェックする機能が本社になかった』ことが挙げられる」

「経営側が把握し、改善すべきだった」