【神鋼記者会見・詳報(2)】事業部門制が裏目に 「本社でチェックできず」 (3/3ページ)

データ改ざんの原因結果を発表する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=10日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)
データ改ざんの原因結果を発表する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=10日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)【拡大】

 川崎氏「またアルミ・銅部門は、鍛造品や鋳造品、押出品、パイプと、距離的に離れた工場ごとに、異なる製品が造られている。『(各現場が)独立している中、人事も固定化し、独自の誤った考え方が醸成されていったのではないか』と考えている」

 --事業部門制に問題があったのか

 川崎氏「事業部門制が否定されるものではないが、各工場がいくつかの困りごとを抱えた、それを本社として把握し、解決する姿勢を見せなかった。結果的に、経営管理構造そのものが、主要因ではなかったかと考えている。工場では色々な不適切行為が行われていたが、経営側はそれを把握し、改善すべきだった」

 「したがって、当社の信頼回復には、こうした経営管理構造の改善・是正と、困ったことがあれば素直に言える職場風土への改革が必須。これを経営の最優先課題とし、不退転の覚悟で取り組んでまいりたい」

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