【株式ニューカマー】飲食店の居抜き物件、転貸借に特化 (1/2ページ)

テンポイノベーション原康雄社長
テンポイノベーション原康雄社長【拡大】

 □テンポイノベーション・原康雄社長

 飲食店舗物件を転貸借するテンポイノベーションは10月25日、東証マザーズ市場に新規上場した。テナント募集からトラブル対応、賃料回収などのトータルサービスを手掛けているが出店と廃業の動きが速く、原康雄社長は「店舗のプロフェッショナルとして、安心安全な店舗管理を実現させる」と顧客サービス向上による業績拡大を目指す。

 --具体的なビジネスモデルは

 「店舗用物件のオーナーと賃貸借契約を結ぶほか、閉店を希望する経営者に対しては厨房(ちゅうぼう)機器などの資産譲渡契約をすることで、居抜き物件として貸し出す。居抜き物件を流通させることは出店希望者、テナントの双方にとってコストや時間面でメリットがあり、保有管理物件のうち約9割を占める。不動産業者や物件オーナーには当社が借り主になることで安定的に賃料が得られるほか、トラブル解決も代行するので利便性が高い」

 --強みは

 「飲食店舗物件の転貸借事業に特化しているため、専門性が極めて高いところだ。保有管理物件は東京都内に9割以上を集中させていて、社内の基準に沿って優良物件を選定している。また、店舗は水漏れやにおいなどのトラブルが多いので、発生時の対応は非常に重要だ。当社は6年間でトラブル対応の出動回数1500回を超え、あらゆる問題を解決した実績と経験から、内容別、段階別に管理し短時間で収束させ、重傷化させない組織体制が確立している。トラブル内容のカルテも作成し、予防体制を仕組み化している」

 --業績は

 「継続的に収益が入るストック型ビジネスなので、急成長ではなく堅実に伸ばしていく。今後の業績の見通しは売上高、経常利益とも毎年20~25%の増加を想定し、2018年3月期の売上高は前年比23%増の66億2600万円、経常利益が同23.1%増の4億300万円を見込んでいる」

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