【遊技産業の視点 Weekly View】変化する遊びの「場」と「質」 (2/2ページ)

 店舗の大型化が顕著になっているという点では、小売業界とも似ている。大型のアウトレットモールは今ではどこにでもあるが、小さな商店はどうか。人の日常の行動が車移動の範囲に拡大することによって、地域で網羅密集していた小さな店よりも、少し離れたところの大型店に消費者が集まる。ぱちんこ業界もその例に漏れず、大型店の台頭がずっと進んでいることを警察庁の統計データも示している。

 ぱちんこは遊びだ。遊びの「場」が変化していくということは遊びの「質」も変化する。そこにこの産業が見据えるべき課題と目標がありそうだ。

 最大の課題である射幸性は規則改正で抑制された。そろそろ店内禁煙義務となりそうだ。あとは、遊技機の魅力ということになるだろう。この先数年ほどの遊技機製造業者の動向が、ぱちんこ産業の行く末を左右することになると私は考えている。

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【プロフィル】POKKA吉田

 ぽっか・よしだ 本名・岡崎徹。1971年生まれ。神戸大学経済学部中退。著書に『パチンコが本当になくなる日』(扶桑社新書)など。2016年2月から本名の岡崎徹としてぱちんこ業界紙「シークエンス」発行人編集長。

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