各企業、業績快走も“死角”警戒 9月中間決算、構造改革成果に円安の恩恵 (2/2ページ)

東京証券取引所では10日、多くの企業担当者が決算関連の資料を配った
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 年度の折り返し地点を通過し、これからの企業業績に“死角”はないのか。

 中国は共産党大会を10月に終え、今後の景気動向が注目される。日立建機の桂山哲夫常務は「(建設機械の)需要急減は想定しにくくなった」としながらも、「(高水準にある)インフラ投資はどこかで落ちてくると心配はしている」と状況を注視する考えだ。

 国内の個人消費の動向についても、キッコーマンの堀切功章社長は「決して財布のひもが緩くなっているとはいえず、全体的に消費がそれほど盛り上がっている感じはない」と話す。

 ソニーは18年3月期通期の営業利益予想を引き上げて20年ぶりの最高益更新を見込むが、吉田憲一郎副社長は「経営の緊張感、危機感をどう維持していくかだ」と手綱を引き締めた。(森田晶宏)