NTT、最終益過去最高に 9月中間連結決算、海外データ事業が好調

2017年9月中間連結決算を発表するNTTの鵜浦博夫社長=10日、東京都千代田区
2017年9月中間連結決算を発表するNTTの鵜浦博夫社長=10日、東京都千代田区【拡大】

 NTTが10日発表した2017年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期比10.8%増の5275億円、本業のもうけを示す営業利益も5.3%増の9751億円といずれも過去最高だった。減益だった移動通信事業を長距離・国際通信事業やデータ通信事業などがカバーした。

 鵜浦博夫社長は、海外のデータ通信事業などの好調さを念頭に「海外の機関投資家からは通信事業者ではなく、グローバルなIT企業に変貌したと評価していただいている」と述べ、事業の多角化の成功を強調した。

 鵜浦社長が強調した海外事業は、売上高で16.9%増、営業利益は47.1%増と好調だった。

 NTTコミュニケーションズやNTTデータなどグループで連携して、各企業の製品やサービスの販売促進を図る「クロスセル」が奏功した。鵜浦社長は「日本の各企業が海外でデジタルトランスフォーメーション(ITによる変革)するのをサポートするのが私どもの成長分野なので、力を入れていく」と述べた。

 また、海外事業の開発や競争力強化に向けて、NTTコミュニケーションズとディメンションデータのクラウドサービスの開発・運用の統合を発表。NTTコミュニケーションズがクラウドの開発・運用を一元的に担当し、ディメンションデータなどグループ各社で営業する態勢に切り替える方針を明らかにした。