三菱鉛筆のシャープペン 簡単に消せる色付き芯人気

「筆圧に応じて色の濃淡も楽しめるため、絵を描くのにもおすすめです」と話す三菱鉛筆の坂西聡さん
「筆圧に応じて色の濃淡も楽しめるため、絵を描くのにもおすすめです」と話す三菱鉛筆の坂西聡さん【拡大】

 三菱鉛筆が2016年11月に発売したシャープペンの色付き芯「ユニ ナノダイヤ カラー」が人気だ。消しゴムで簡単に消せるのが特長で、年間の売上高目標を約9カ月で達成した。赤や青、複数の色入りなど計8種類ある。いずれも太さは0.5ミリの20本入りで希望小売価格は216円。

 カラー芯は黒色と比べて、書いた文字を消しにくいといった課題があった。開発を担当した坂西(ばんざい)聡さんは「使用頻度が高い学生向けに不満な点を解消したカラフルな芯を開発し、ノート作りに生かしてもらいたい」と考えた。

 従来は芯に液体のインクを染み込ませて色を付けていたため、書いた紙に色が染みついたまま残っていた。固体のインクに変え、消しゴムでこすると簡単に色を消せるように工夫したという。

 素材には芯の硬さを保つセラミックと、色を付けやすい軟らかいプラスチックを層状に重ね合わせた。多彩な色を展開できるようにしたほか、層の隙間に微小な人工ダイヤモンドの球体を入れて書き味を滑らかにした。

 受験や資格試験の勉強にも考慮して、オレンジとピンクは書いた文字を隠すことができる暗記用のシートに対応させた。坂西さんは「消しやすさや色合い、芯の強度などを調整するのに苦労した。何度も試作を繰り返し、開発に約2年かけた。今後もニーズに応じて豊富な色の商品を作っていきたい」と話している。

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