肌の変色、手術痕をカバー 化粧品各社が専用品開発、相談員も (1/2ページ)

資生堂のスタッフ(左)に化粧をしてもらう角田万木さん=10月27日、東京・銀座
資生堂のスタッフ(左)に化粧をしてもらう角田万木さん=10月27日、東京・銀座【拡大】

 医療の補助手段として、顔のあざや肌の変色、手術痕といった傷を化粧で目立たないようにカバーする取り組みが注目されている。化粧品会社は専用品を開発し、色素沈着やむくみなど抗がん剤治療の副作用にも対応、NPO法人もアドバイザーを全国に展開する。

 「冬場は顔に赤みが出るので、そのカバー方法を教えてください」

 「このファンデーションを使えば色をコントロールできます。一緒に練習しましょう」

 10月27日午後、資生堂ライフクオリティービューティーセンター(東京・銀座)を訪れた東京都練馬区の主婦、角田万木さん(56)はスタッフに肌の悩みを打ち明け、対処方法を習った。スタッフの一人が化粧などのデータをまとめてメークのプランをつくるので、利用者は安心して施術を受けられる。

 角田さんは2013年に卵巣がんが見つかり、抗がん剤治療で眉毛が抜けるなどの副作用に苦しんだ。「外見が変わるのがショックで、先行例や情報を無我夢中で調べた」と振り返る。化粧でカバーできると知って「病気になる前の自分を取り戻せる」と喜んだ。

 資生堂は60年以上、専用の化粧品を開発、販売してきた実績を持つ。取り扱っている店や医療機関は全国約440に広がっている。ライフクオリティービューティーセンターは無料にして、利用しやすくしている。

皮膚にトラブルを抱えているインストラクターが中心に