不動産業界で活用進むバーチャル技術 家具配置など再現しリアルに物件紹介 (2/2ページ)

 相鉄グループは2日、リノベーションマンションの物件の3次元画像を特設サイトで公開したほか、販売会場ではゴーグルを使ったVR画像で部屋の印象を体感できるようにした。家具の色調を変えることができ、木目調やモノトーン調など複数のイメージを準備した。

 賃貸物件を店舗で内見できるのは大東建託。今月から、ゴーグルをのぞくと物件内を歩いているような体験ができるサービスを全国10店舗で試験的に始めた。来年4月から全店導入を目指す。最寄り駅などから物件までの移動も体験できる。

 賃貸物件探しでは利用者は複数の物件を内見するのが一般的だが、移動時間がかかるほか、一度の内見では比較が難しい場合もある。担当者は「VRなら一度見た物件を見直せるので比べやすい」としている。