日本郵政、中間決算で増益も金融2社に依存 郵便は赤字続く

日本郵政ビル=東京・霞が関(斎藤浩一撮影)
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 日本郵政が14日発表した2017年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期比20・3%増の1801億円だった。傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の増益が寄与した。日本郵便は最終損失を計上。金融2社に収益を依存する構造が続いている。

 主要子会社の最終損益は、ゆうちょ銀行が投資信託の販売手数料収入が増加するなどし、20・2%増の1815億円の黒字。かんぽ生命は市況の回復に伴って有価証券の売却損が圧縮されたことなどから、20・6%増の512億円の黒字だった。

 日本郵便は171億円の赤字となった。電子商取引(EC)関連でゆうパックの取り扱いが増えたこともあって、前年同期の287億円の赤字から改善した。

 ゆうちょ銀行の17年9月末の貯金残高は179兆4千億円だった。16年4月に預入限度額を引き上げた後も大きな変動はなく、与党などからさらなる引き上げを求める声が上がる可能性もある。

 日本郵政は18年3月期通期の最終利益予想を4千億円で据え置いた。