米クアルコムがブロードコムの買収提案拒否 金額に不満

 米半導体大手クアルコムは13日、同業大手のブロードコムからの買収提案を拒否したと発表した。ブロードコムは6日、負債を含め1300億ドル(約14兆7千億円)の買収額を提示したが、クアルコムのジェイコブス会長は「モバイル技術における当社のリーダーシップと成長見通しを著しく過小評価している」との声明を出し不満を示した。

 ブロードコムのタン最高経営責任者(CEO)はクアルコムの拒否を受け「買収により業界をリードするグローバル企業が誕生する。われわれの提案がクアルコム株主にとって最も魅力的で価値があると信じている」との声明を出し、買収の成立を目指す意向を強調した。クアルコムの姿勢に変化がなければ、ブロードコムは今後、買収額を引き上げたり、敵対的な株式公開買い付け(TOB)に踏み切ったりする可能性もある。

 両社が経営統合すれば、半導体では米インテル、韓国サムスン電子に次ぐ世界3位の売り上げ規模となり、携帯電話部品で大きなシェアを握ることになる。