ゼネコン大手9月中間、4社とも過去最高益を更新 複合ビル再開発堅調

 ゼネコン大手4社の2017年9月中間連結決算が14日、出そろい、4社とも最終利益が中間期の過去最高を更新した。首都圏を中心とした複合ビル再開発などが堅調だったほか、人手不足などを背景に受注時に必要なコストを反映できるようになった。鹿島と大成建設は各利益項目の通期業績予想を上方修正した。

 鹿島は海外事業で、アルジェリアの高速道路建設をめぐるトラブルの和解成立に伴い、会計処理上の損失が解消され、全体の利益を押し上げた。国内事業でも東京・銀座の大型複合施設「GINZA SIX」の完成売上高などが寄与した。

 大林組は売上高も過去最高を更新。海外事業で米国の子会社が堅調に伸びた。国内も今後、「都市部のオフィスビル建築のほか、土木もリニア中央新幹線や大型道路の受注が見込める」(同社)としている。

 大成建設は土木の売上高が微減だったが利益率が改善。建築では、前年の繰り越し工事分が進んだことで売上高が増加した。

 清水建設は4社で唯一の減収および営業減益となったものの、前年同期で約20億円あった為替差損が1億円強の為替差益に転じ、最終増益となった。

 ■ゼネコン大手4社の2017年9月中間連結決算

 (売上高/営業利益/最終利益)

 大林組 9174(6.8)/623(5.4)/483(16.4)

 鹿島 8227(1.2)/768(4.2)/643(26.4)

 大成建設 6853(6.0)/632(20.4)/441(25.4)

 清水建設 6850(▲3.8)/499(▲3.4)/382(9.1)

 ※単位は億円、カッコ内は前年同期比増減率(%)、▲はマイナス