モンベル製の巫女衣装、ミズノ製の佐川ユニホーム 企業向け制服にアウトドア大手続々参入 (1/3ページ)

モンベルが作製した特注品の「ゑびす娘」の衣装。高機能なフリース素材などが使われ、「暖かい」と好評だという(今宮戎神社提供)
モンベルが作製した特注品の「ゑびす娘」の衣装。高機能なフリース素材などが使われ、「暖かい」と好評だという(今宮戎神社提供)【拡大】

 街中で見慣れている宅配便のドライバーのユニホーム、コンビニ配達員の制服などが、実は大手スポーツ・アウトドア用品メーカーの製品という事例が増えている。スポーツウエア開発で培った機能性やデザイン性の高さを生かし、フィールドを作業着などビジネスの領域に拡大。変わり種では巫女(みこ)の衣装を手がけたケースもある。背景には労働環境や顧客サービスの向上、従業員のモチベーションアップなどを図りたい企業側の需要増があるといい、メーカー間の競争が過熱している。(林佳代子)

 ネットで大反響

 《初めて行った十日戎で知った事実。モンベルは巫女衣装を作っている》

 今年1月、商売繁盛を願う「十日戎」が開かれていた今宮戎神社(大阪市浪速区)を訪れた参拝客が、祭りに奉仕する「ゑびす娘」の衣装の袖元に、アウトドア用品大手、モンベル(本社・大阪市)のロゴが入っているとして、短文投稿サイト「ツイッター」に写真と紹介文を投稿した。

 この意外な組み合わせはインターネット上で話題になり、投稿は瞬く間に拡散。《奇跡のコラボレーション》《これはびっくり》などという書き込みが相次ぎ、ネットニュースにも取り上げられた。

 モンベルによると、ゑびす娘の衣装は店舗などで販売されている「O.D.サムエ」という商品をもとにした特注品で、平成22年に神社の依頼を受けて作製。中に着るフリース地のセーターや赤のパンツも、神社のオーダーに合わせて既製品をアレンジしている。神社の担当者は「以前の衣装は中に何枚も重ね着しないと寒いといわれたが、モンベル製にした後は暖かいと好評を得ている」と話す。

ミズノやデサントも