オランダ産ポーク扱い量倍増へ

 日鉄住金物産とオランダの食肉最大手、ビオンフードグループは17日、オランダ産ポークの日本市場における取り扱い量を倍増させる計画を明らかにした。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉は年内にも最終合意する方向で、将来の関税引き下げを見据える。昨年のオランダ産ポークの輸入量は約2万4000トン。日鉄住金物産はビオンを通じて25年前から輸入しており、両社の取り扱いは全体の9割以上に上る。日鉄住金物産は、ソーセージなど加工品向けに加え、スライスなどのラインアップも増やして外食向けに拡販。3~5年で取り扱い量を約2倍の5万トンに引き上げたい考えだ。