ソフトバンクグループのロボット事業子会社ソフトバンクロボティクスは20日、人工知能(AI)を搭載して自律走行する床洗浄機を来夏に発売し、業務用清掃ロボット事業に参入すると発表した。
業務用清掃ロボット「ICE RS26」は、高さ137センチ、長さ169センチ、幅84センチ、重量281キロで、スーパーといった大型施設での使用を想定。人が乗って清掃区域を運転すると経路を覚え、次からは障害物などを避けて走行する。
ソフトバンク主導のファンドが出資する米ベンチャー、ブレーン・コーポレーションのAIを搭載しており、米国では既に商用化されている。
法人向けに2年前に発売した人型ロボット「ペッパー」についてもソフトウエアを改良し、顧客の支払いを受け付ける決済機能や、小中学校の国語などの学習で使えるようにする新機能を追加すると発表した。